医療費の問題解決は保険診療にある

私たちは、何かしらの医療保険に加入していますが、保険診療は料金も決まっています。
ですが、医師との話し合いによって行われる自由診療は、医療法の範囲内で診療方法や料金を自由に決めることができるため、私たちは費用も含めた病院選びが必要とも言えます。
特に歯科は、自由診療を選ぶことができる診療科目です。
こうした選択肢がある理由として、医療ニーズの多様化が挙げられています。
よりよい治療を受けたい・自由に選ばせて、こうした声が聞かれています。
健康保険では認められていない治療法や薬剤、材料を用いるので、どうしても適用外となります。
もちろん、選定療養もあります。
これは、健康保険の適用を受ける診療と併用できるもので、保険外併用療養費制度と呼ばれています。
歯科では選べる診療であるからこそ、保険の範囲を見極めた上での対応を医療事務職員が担うわけです。
病院側からすれば、経営はほとんどが保険診療による収入で、保険者から支払われる診療報酬、患者さんから支払われる一部負担金で成り立ちます。
患者側にも様々な理由があって、支払いが滞ることもあります。
ですが、催促回収も必要で、医事課では未収金リストが作成され、患者さんに連絡して支払いの催促も行っています。